静岡市の画材屋フランドルの中の人のブログです。画材や額縁、美術に関する情報などを発信していきたいと思います。
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雲肌麻紙入荷しました
一つ前の記事で、雲肌麻紙が在庫切れとお伝えしましたが、入荷しましたのでお知らせします。
1ヶ月くらいはかかると聞いていたので、思いの外早く手に入って良かったです!

さて、明日・明後日は「静岡県女流美術協会展」と「静岡市民文化祭 美術部門」の搬入日です。
駆け込み依頼OKですので、ご希望の方はご連絡ください^^


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アルシュ新製品
こんにちは。けんぢょです。
ひゃ〜すっかりご無沙汰してしまいました…;;
新緑の季節もあっという間に過ぎ、間もなく梅雨に入りますね。

実は現在、主に取り扱っている日本画用の雲肌麻紙が製造元で品切れしているのですが、入梅するとなると入荷がいつ頃になるかとのこと。…ちょっと、心配です^^;
別メーカーさんの麻紙もありますが、やはり若干質が違うそうで。
手漉きで作られているものですから、天候に左右されるのは仕方が無いとはいえ、もうすぐ紙が切れちゃうよ〜という方はご留意くださいませ。
************************************

さてさて。
写真は新発売のアルシュの新製品です。
左がMBM木炭紙のパッドで、右が油彩用紙のパッドです。



MBMのパッドというのは、とっても画期的だと思うのですがいかがでしょうか?
木炭紙は大きさや保存の点でどうしても紙の扱いに困ってしまったり、改まって描かなきゃいけない気持ちになって普段使いしにくいものだと思っていましたが、スケッチブックになっていると便利ですよね。
練習にも使いやすいし。持ち運びも簡単だし。
大きさは23×31cmと26×36cmの二種類です。
この機会に苦手な木炭デッサンの強化を…などと、考えたりしないでもないけんぢょです。
(木炭、すぐ真っ黒にしてしまって、ハーフトーンを上手く使えません。難しいです。)

油彩用紙のパッドは、どうして今まで無かったんだろうという満を持しての登場です。
サイジングが施されているのでジェッソ無しでそのまま描けます。
今年のJAWA-SHOWで実際に制作された作品を見ましたが、結構たっぷり絵具をのせても裏に染みておらず、中々使い勝手の良さそうな感じを受けました。
額装や保管場所のことを考えると、紙で制作ができるのは助かりますよね(笑)
23×31cm、31×41cmのパッドの他に、木炭紙サイズの平判とF60弱のロールとあります。

この他、今季アルシュの新製品はBFKやベランアルシュのパッド、アルシュ水彩紙のパッド及びリングスケッチブックなど、注目商品がたくさんあります。
気になるものがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい^^



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羽管の筆(画材やのひとコマ)
こんにちは、けんぢょです。

2月も半ばを過ぎましたが、まだまだ寒い日が続きますね〜
それでも梅や蝋梅が咲き始め、日中は暖かく感じる日も増えてきました。
春の展覧会やスケッチ旅行のご準備を始められたお客様もちらほら。

けんぢょも、新しいデジカメでパチリ。
アナログカメラのからくりをいじる感じも好きですが、やっぱりデジタルは楽ですね…(笑)
こうしてモチーフ資料を撮ったり、構図を切り取る練習をしたり、便利なものです´▽`





写真は羽管の筆と水彩用具いろいろ。
ザ・絵筆といった風体の羽管(うかん)の筆は、穂先の根元が水を含むとキュッと締まります。
使っている毛は含みの良いリス毛で、柔らかなコシがぼかしに最適です。
何より見た目が格好良いので1本は手に入れたいなぁと常々思ってるんですが、この写真のシリーズはかなりお手ごろ品で。ちょっと、良いですよ…^^(にやり)

水はじきを抑え絵具の伸びをよくするオックスゴールリキッド(上写真/ビン)や、
テクスチャを出したい時にはアクアパスト(写真の大きいチューブ)を混ぜると質感に差が出て、奥行きや立体感を表現したいときに便利です。

ちなみに、バックの背景はだんなさんの製作中の地塗り。
アナログ表現ならではの色々な工夫は、見てるだけでもワクワクします。


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至極真面目に作ってます
先日、意気揚々と、目をキラキラさせながらメーカーさんが見せてくれたものがあります。



どーんっっ

え。普通の筆じゃないかって?



大きさを比較参照。ちなみに後ろのパネルはS100号です。

これ、写真では伝わりにくいかもしれませんが、実物を見るとちょっと笑ってしまう大きさです。
ディスプレイやグッズではありません。油彩大作用のれっきとした商品で、大作=刷毛の通念に敢えて異を唱えたいんですっっ! と、熱く語ってらっしゃいました。おお〜
日本画用の刷毛で幅が大きいものはわりと見るような気がしますが、油彩の筆でここまで大きいのは初めて。
30cmくらいの長い木炭などもありますし、大きな画材を見ると妙にわくわくしてきます。
こんな筆で絵を描いたら楽しいでしょうねぇ♪ (重そうだけど^▽^)

ちょっと笑ってしまうような道具でも、至極真面目に作ってくれる側があるから役に立てることもある。
代用品も探せばあるかもしれないけど、こだわりを持って使いたい道具がある。
そういうものを探すのも、絵を描く醍醐味のひとつかなぁと思うけんぢょでした。


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おしゃれな画材
12月になって、すっかり冬の寒さに凍える今日この頃です。
もう今年も残り2週間…早いものですね。おかしいな、10月からこちらそればっかり言っている気がしますよ…!

年末年始のお店の営業は12月29日までになります。
年内に必要な額や画材は、取り寄せになる場合も考慮して、お早めにご注文いただけますと幸いです。

ちなみにけんぢょ的には、来年度用の学校向けパンフレットがぼちぼち揃ってきたことに年の瀬を感じています。
自分が通っていた頃には余り気にしなかった画材たちですが、自分が使うものに対する知識があるに越したことはないですし、それにより、より幅広い創作を展開していただけたら嬉しいなぁと思います。

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さてさて。
話は変わりまして、先日入荷した画材を紹介いたします。
見た目がおしゃれで、目にも嬉しい道具たちです^^

 カタリスト ウェッジ/ブレード(写真はウェッジ)
シリコン製のヘラと、柄の付いたブレードです。
先の形が色々あり、マチエールを作るのに便利ですね。
手に持つのに丁度いい大きさと重さで使いやすそうです。

 クサカベ微香油絵具"ゼファ" ライトアロマオイル
ライトアロマペンチングオイルは、制作の邪魔にならないウッディ系の清涼感ある香りがついています。妙な香水臭さが無いので、油の臭いが苦手だった人には結構おすすめです。
コストパフォーマンスの面でも普通のオイルとあまり変わらないので、制作環境がかなり違うんじゃないかと思います。

それにしても、可愛い!
今や世界の共通語「KAWAII」重要ポイントですね〜♪


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アルシュ水彩紙特別セール★


【 アルシュ水彩紙ブロックタイプスケッチブック 特別セール 】

アルシュの特価セールが始まりました♪

美しい発色はもとより、500年の伝統を誇る抜群の保存性と、あらゆる水彩技法を受け止めてくれる心強〜い紙質で、プロ・アマ共に愛用者の多い「アルシュ水彩紙」。
一度は使ってみたい憧れの紙が、ちょっと頑張れば手に入る大チャンスです!

ブロックタイプスケッチブック(定価の30%OFF) + 
ポストカードパック+オリジナルトートバッグ

上記のセットで、300g、185gの全サイズお選びいただけます。
※ちなみに写真は、18×26cm(F2より若干横長サイズ) 185g 中目
 定価4830円 → 3381円 

サイズや紙目が普通のスケッチブックと少し違いますので、詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。

来年1月の25日頃までご注文受付中。
この機会にぜひぜひドウゾ^〇^



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細かい作業におすすめの筆
こんにちは。けんぢょです。
10月も残すところあとわずかですね。早い…早すぎる!!!
なかなか更新が出来ずに申し訳ありません。
大きな作品の展示会ラッシュが取り敢えず一息ついて、個人の方の作品展に赴いている今日この頃です。

さてさて。
当店は、いつの間にか稀少となってしまった(!)静岡市内の画材専門店として、油彩・水彩・日本画・デザインと幅広い道具を揃えております。
絵を描く人が開くお店ならではの、痒いところに手が届く品揃えをご好評いただいておりますが、最近のオススメはずばり「金泥筆」です!



↑の写真の一番上ですね。狸の毛で作られています。
日本画や工芸で使われるこの筆を、油彩の細密用におすすめしたところ上々の評判^^
油彩で細かい作業をしたいのだけど…というご相談を多くいだだくので、イタチやコリンスキー、ナイロンの極細筆など色々お試しいただいています。
中でもこの筆は、毛足が長く手ブレに強く、イタチより固い狸の毛を使っているので油絵具の粘度に負けないコシの強さを持っています。(元々が金泥用ですからね)
毛自体の強度もあり、滑らかな立体感を表現するためハッチングを重ねても毛先が磨耗しにくいと、使い勝手の良さも実感いただいています。

ちなみに写真中央は、シルバーフォックス面相筆。稀に見る長い毛足が特徴です。
こちらもピンストライパー(看板作業の専門職)との共同開発ということで、細かい作業にはうってつけですね。お面の彩色の方にご好評いただいています。
写真下段はコシの強さと先の揃いが良いコリンスキーの面相筆。
このシリーズの極小サイズが当店では特に人気です。
(写真は中サイズ)



またコリンスキー水彩筆は三角軸で、長時間の作業でも手が疲れにくいよう設計されています。専用のケースが付いているのも地味にポイント高いですよね(笑)
コリンスキーはなかなかイイお値段するのが実情なのですが、価格面でもお財布に優しいのは嬉しいものです。

けんぢょも以前奮発して憧れの某海外メーカーのコリンスキー水彩筆を購入し、描き心地の良さに驚きました。
それまで使っていたナイロンと自然毛の混合筆に感じた、曲線で色を乗せたい時の穂先のカクカク感が無くなり、含みも良いので何かと重宝しています♪

筆は本当に人それぞれ適性が違うので、ぜひ色々とお試しになっていただきたいなぁと思います^^


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キャンバス張り
こんにちは。けんぢょです。
(あっという間に!)9月も下旬をむかえるというのに、暑い日がつづきますね〜



昨日はF200号のキャンバスを張りました。
午前中は涼しく、過ごしやすい気候だと思ったのも束の間、さあ始めるぞ!と準備した頃にはやはりジリジリとお日様が照りつけてきて…^^;
200号は長手が2mを超える大きさで、短手でも190僂鯆兇┐襪里任店の外での作業になります。
だんなさんが汗だくで奮闘しました…。お疲れ様です!

キャンバス張りには湿気がある気候の方が適しているので、空気が乾燥してしまう冬までの間、涼しくなってきた今頃が作り置きのチャンスですね^^


話は変わって、先日イギリスから留学なさっているお客様のご来店がありました。
外国人のお客様がいらっしゃる度、英語での画材の説明の難しさを考えるのですが…(その前に日常会話もままならないけんぢょですが!)
片言の日本語と英語でWINSOR&NEWTONの絵具を自分も使ってたよー♪ とお話してくださるのを聞いて、何だか感慨深かったです(笑)
お店には世界各国の絵具があるので当然ですが、現地の方はそれらをお使いなのですよね。しみじみ。

額縁もお買い上げいただきましたが、向こうの額はどんな造りをしているのかも、考えてみると興味深いです。
いわゆる「額縁」といって多くの方が想像されるだろう、ロココ的な豪奢な装飾の「ルイ○○式」という種類は西洋とも共通しているデザインらしいです。
見本市などでは、最近のイタリア系輸入棹の流行はエナメル光沢のものをよく見かけます。
静岡ではあまり見かけませんが、マットに装飾を施したフレンチマットと呼ばれる額装もあるみたいですし…

額装の勉強も、奥が深くて面白いです。



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キャンバスの目
県油彩美術家協会展の搬入を終えました。
会期は27日(水)から7月8日(日)、県立美術館の県民ギャラリーにて開催されます。
県内の油彩愛好家の作品が一同に集まったボリュームのある展覧会です。フランドル賞もありますので、ぜひ足を運んでみてください。

*************************
さてさて。
先日より新しく張りキャンバスの取り扱い種類を増やしました。
今までは細目や荒目の小さなサイズの張りキャンバスはなかなか扱うことが難しく、少量のご注文ではお断りすることも多かったのが実情なのですが、この度、在庫品として取り扱うことが決定しました。

 細目

 荒目

 
ちょっと分かりにくいですが、左が細目のキャンバスで右が中目のキャンバスです。


普段目にするキャンバスは大抵が中目ですが、表現の種類によっては目の細かさも重要になります。
細目のつるっとした面には、古典技法やリアリズムの繊細な塗り重ねを。
絵具の食いつきが良い荒目には、抽象やマチエールにこだわった表情豊かな表現を。
Fサイズ以外にも対応しているのは、「痒いところに手が届く」意味でとってもポイント高いと思いませんか…(こっそり 笑)

今まで、気になっていてもなかなか手に入らなかった、地方在住の方に特にお勧めしたい一品です^^


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紙と絵具の組み合わせ
こんにちは。けんぢょです。連日の大雨、たいへんですね…
ですが静岡は先ほどから雨が上がり、日が当たってきました。
今日も暑くなりそうです。

さてさて。
ブログのチェックをしていましたら、アクセス解析の機能が少し新しくなったようで、検索ワードが詳しく分かるようになっていました。
その中で気になったのが「アルシュ」「日本画」で検索をされた方がいらっしゃるようだということです。

おお…面白い組み合わせ!
残念ながら、私はその組み合わせで実行されている方をまだ存じ上げないのですが、
 ホワイトワトソン+水干絵具
 ストラスモアインペリアル+水墨
 ミューズケナフ+絵手紙(墨と顔彩)
を試されたお話は聞いたことがあります。
ワトソンの方は作品も拝見させていただいたのですが、顔料が綺麗に滲んでいて、普通に水彩絵具で描かれたような作品に仕上がっていました。
紙は中目で水干絵具も粒子が細かいですから、あまり違和感なく使えるのではないでしょうか。
(そういえば私自身も、画用紙に水干絵具で着彩をしてもらうワークショップを学祭で企画した覚えがあったのを、この記事を書いている途中で思い出しました 笑)
ストラスモアは中目といっても比較的つるっとした紙肌ですし、表面強度も優れているので、水をたくさん使う水墨画でも耐えてくれるのでしょうね。
ケナフ紙は竹紙に似たような繊維をしているのかな…和紙に似た滲み方だよと教えてもらいました。

日本画の岩絵具は番号によって顔料の細かさが違うので、紙目の細かさによって色の伸びも変わってくるかもしれませんが、洋画絵具も日本画絵具も原理は同じですから、ジャンルに囚われず色々な組み合わせを試してみるのも面白いでしょうね^^
かつてのヨーロッパで画家が弟子を取り工房を構えていたのは、その都度顔料を練り合わせ、絵具を作りながら制作をしていたからですし、日本画は正にその工程を実践しているのですものね。

チューブ絵具はもちろん便利ですが、顔料と糊のほかに混ぜ物のない、作りたての色の美しさはやはり格別だなぁと、思ったりもするけんぢょでした。
膠の代わりに卵で絵具を作るエッグ・テンペラ…興味深いです。
やってみたーい!


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